建康増進貢献へ決意 トンガ派遣協力隊員 新さんが市長表敬

 国際協力機構(JICA)の海外協力隊員として、南太平洋の島国トンガに派遣される倉吉市南昭和町の栄養士、新(あたらし)倫子さん(61)が17日、広田一恭市長を表敬訪問し、活動を通じてトンガの健康水準を向上させることを誓った。

 新さんは40年にわたり、鳥取県中西部の小中学校で学校給食栄養士として勤務し、その知識と経験を生かしたいと隊員に応募した。トンガは国民の多くが生活習慣病予備軍とされ、新さんは国の機関である農業・食料・林業省のスタッフとして現地の食材を活用した献立の開発や普及、女性グループを対象としたワークショップなどを通じて栄養指導を行う。

 市役所を訪れた新さんは「現地の人々の健康増進に役立てるよう貢献したい」と決意表明し、広田市長は「挑戦することはすごいこと。帰国後はトンガ料理などを広めてほしい」と国際交流分野での活躍も期待した。

 任期は5月8日~2026年5月7日の2年間で、首都ヌクアロファのあるトンガタプ島で活動する。

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