森絵画研究所(鳥取市湖山町北1丁目、森茂樹さん主宰)の生徒による作品展「気ままに描く五人展」が同市南隈のコミュニティプラザ百花堂で開かれている。油彩、水彩、アクリル画など、さまざまな画材を使った多彩な作品群が来場者を魅了している。30日まで。
同研究所に所属する生徒5人が、毎週行われるスケッチ会などで1年間描きためた中から7点ずつ展示。山陰各地の風景や人物画など個性豊かな作品が並ぶ。
倉本仁さんの「別宮棚田」は水が張られ光り輝く棚田と、周りの青々とした山林が古き良き田園風景の魅力を伝えている。皆川裕子さんの「初夏」は、服のしわから日に当たる葉の陰まで鮮明に表現され、女性の体の柔らかな曲線美が目を引く。
倉本さんは「画材の違いや筆遣いなど、それぞれの個性を感じてもらえたら」と話している。