コラム

[潮騒] 2月16日(火)

2021年2月16日

 実業家・渋沢栄一が主人公のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の放映が14日からスタート。初回から高視聴率だったことも話題となっている◆2019年には、24年上半期に発行予定の新1万円札の肖像に選ばれたニュースが記憶に新しい。数年後には人々の生活と切っても切れない関係の“顔”となるだけに、作品を通じて人物像に関心が高まる◆「花の生涯」(1963年)から始まった大河ドラマは「青天−」が第60作の節目。主人公の大部分は歴史上の人物で、中には豊臣秀吉や坂本龍馬、西郷隆盛など複数作で主人公となった人物もあり人気の高さがうかがえる◆近年では主人公ゆかりの地で観光客増といった経済効果も注目。大阪も舞台となった「真田丸」(2016年)の放映当時は観光PRや歴史顕彰といった多彩なイベントが相次ぎ、かつてない高揚感に包まれたが、昨今は新型コロナウイルス禍を受けて各ご当地の観光もままならない◆13日深夜に宮城・福島で発生した地震では、今なお人気が高い「独眼竜正宗」(1987年)の主人公・伊達政宗の墓所・瑞鳳(ずいほう)殿(仙台市)の石灯籠も被災。東日本大震災から10年を目前にした大きな揺れとなったが、これ以上被災地の復興を阻むことがないよう祈りたい。(佐)


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