大阪ニュース

大阪の新聞 歴史解説 新風書房代表福山さん講演

2022年5月19日

 戦後の大阪の新聞の歴史をテーマにした講演会が東大阪市の市文化創造館であった。新風書房(大阪市天王寺区)代表で新聞・自分史研究家の福山琢磨さん(88)が自身の新聞制作体験も交えながら、多様な新聞が歩んだ歴史について解説した。

大阪の新聞の歴史をひもとく福山さん

 東大阪新聞(小野元裕社長)の創刊90周年として7日に開いた。福山さんは、1県1紙を基調とする戦時中の新聞統制によって約800紙から約50紙に統合されていった経緯を紹介。帝国新聞を原点とする大阪日日新聞も、夕刊大阪、関西中央などの数紙とともに大阪新聞に統合された例にも触れた。

 福山さんは戦後に復刊・創刊された新聞を列挙する中、自身がかつて勤務していた国際新聞を紹介。経営者が台湾出身者であったため、占領下の大阪で早々に発行が許可された点や、「刷り上がりを一刻も早く駅に届けて売り場のスペースを確保するためにサイドカーに飛び乗った」「鉛版の文字をノミを使って修整した」といった多くの思い出を披露した。

 このほか中河内エリア(東大阪、八尾、柏原市)で発行されている東大阪新聞など多くの地域紙が存在し、読者に親しまれていることも解説した。


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