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「食」充実 にぎわう35店舗

2019年12月18日

リニューアルした「泉の広場」エリア

オープン初日から各店舗に大行列ができた
噴水は撤去されたものの名称をそのまま引き継いだ「泉の広場ゾーン」。新業態となる「肉バル」や初出店のスイーツ店など5店舗が一帯を囲む

 大阪・キタの地下街、ホワイティうめだのうち、「泉の広場」を含むエリアがリニューアルして1週間余り。噴水が撤去され、「光の空間」として再出発する一方で、さらに象徴的なのは、従来は6割程度だった飲食店の割合が改装後は全35店舗で飲食が楽しめるという点だ。関係者が「食の新名所に」と期待を寄せる都心の一画が、バラエティーに富んだフードエリアに生まれ変わった。

 待ち合わせスポットとして知られた噴水に代わり、水と木をモチーフにした「ウォーターツリー」が注目を集める泉の広場。発光ダイオード(LED)照明を用いた演出が目を引くが、「扇町ゾーン」「NOMOKA(ノモカ)」「泉の広場ゾーン」の3エリアに分かれた全長200メートルの地下街では、居酒屋や定食屋、カフェと多彩な業態を味わえるのがうれしい。

■“隠れ家”的

 肉や魚を焼くにおいが漂ってくるのが17店舗でなるノモカ。気軽に立ち寄ることができる居酒屋や立ち飲みの店に特化しており、照明を落とし、地上道路の新御堂筋を支える柱をそのまま使用した“隠れ家”的な雰囲気だ。

 四国最南端に当たる高知・沖の島の漁師が営む「漁師酒場あらき」、沖縄料理店「沖縄酒場あしびなー」はともに関西初出店。多種類のかんきつ類を取りそろえた「橙(だいだい)ポン酢製作所」とユニークな新業態で、ほかにもたこ焼きやギョーザ、ホルモン、おでんなど豊富に楽しめる店舗がそろう。

■ランチ需要

 また、大阪・梅田の各主要駅とつながる扇町ゾーンには13店あり、ランチ需要を見込んで体に良い定食や軽食を充実させた。

 永谷園傘下の「麦の穂」(大阪市北区)は、「贅沢(ぜいたく)だし茶漬け」と「具だくさんみそ汁」を打ち出した新業態の1号店「暫SHIBARAKU」をオープン。改装前から引き続き入居する新潟県のアンテナショップ「新潟をこめ」は、新装でおにぎりなど飲食もできるようになった。台湾スイーツの専門店「騒豆花(サオドウファ)」は関西初出店だ。

 ウォーターツリーを囲む泉の広場ゾーンには、大阪初出店のベーカリーやカフェなど5店舗がそろう。

 コンセプトは「大阪の食文化を感じ、歩くのが快適で楽しい“道”」。5日の記念式典では、運営する大阪地下街の町野和道社長が「一つの“街”として新しく出発したい」とあいさつ。キタの新名所として、激戦を繰り広げそうだ。



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