2020年9月20日

多彩アート 第64回鳥取県美術展覧会 県博で開幕

 「第64回鳥取県美術展覧会(県展)」(鳥取県、県教委、新日本海新聞社主催)が19日、鳥取市の県立博物館で開幕した。入選作品や無鑑査作家らの作品など421点を展示。初日から大勢の美術ファンが足を運び、多彩なジャンルの力作を楽しみながら「芸術の秋」に浸った。

 洋画、日本画、版画、彫刻、工芸、書道、写真、デザインの8部門に計570点の応募があり、最優秀賞の県展賞に14点、奨励賞に34点が選ばれ、両賞を含む300点が入選した。

 藤井豊子県美術展覧会運営部会長ら関係者によるテープカットで開幕。平井伸治知事が受賞者を読み上げ、賞状が贈られた。

 会場には、それぞれの作家の心象を投影した力作が一堂に飾られ、受賞者によるギャラリートークや審査員による講評があった。

 デザイン部門の県展賞を受賞した、金田斉将さん=鳥取市=の作品「ウィルスと人災」は「新型コロナが及ぼす時事性や社会性を的確に捉えている」と絶賛された。書道で県展賞を受賞した、井上聖子さん=鳥取市=の作品「春日野の」は「古筆の雰囲気も捉え、品格がある。行の流れや余白などよく考えられている」と評価を受けた。

 会場では鑑賞者の検温や問診を徹底する。鳥取会場の展示は27日まで。10月3日以降、県内3会場を巡回する。(松本妙子)

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