2021年4月11日

あの名作に思いをはせて 山本二三展開幕

 日本海新聞発刊45周年記念事業「日本のアニメーション美術の創造者 山本二三(にぞう)展~天空の城ラピュタ、火垂(ほた)るの墓、もののけ姫、時をかける少女~」(新日本海新聞社主催、鳥取市文化財団共催、鳥取信用金庫特別協賛)が10日、鳥取市の市歴史博物館やまびこ館で始まった。名作アニメーション映画を彩った背景画やイメージボードなど約230点が並び、世界に誇る日本のアニメーション美術の魅力を伝えている。(4月11日24面に関連記事)

 会場にはファンの間で「二三雲(にぞうぐも)」と呼ばれる迫力のある雲が印象的な「踏切」(時をかける少女)や、水面に反射する風景などを細やかに描き込んだ「シシ神の森(2)」(もののけ姫)など、山本さんの初期から代表作までを一堂に展示。鳥取県東部や兵庫県但馬地域に伝わる麒麟(きりん)獅子舞と鳥取東照宮(同市)を描いたご当地作品も楽しめる。

 この日は館内で開幕式があり、新日本海新聞社の吉岡徹社長が「コロナ禍で不安な毎日が続いているが、繊細で緻密な芸術を多くの人に楽しんでほしい」とあいさつ。午前9時に入場を開始すると、ファンや親子連れなどでにぎわった。会期は5月9日まで。(佐々木駿)