2021年6月6日

独創的で温かい 「木梨憲武展」県博で開幕

 日本海新聞発刊45周年記念事業「木梨憲武展 Timing-瞬間の光り-」(新日本海新聞社主催)が5日、鳥取市の鳥取県立博物館で開幕した。タレントの木梨憲武さんによる全国美術館ツアーで山陰初開催。海外の個展で初披露された最新作を中心に、絵画、ドローイング、映像、オブジェなど約200点の多彩な作品が並び、来場者は型にはまらない自由なアイデアと独創的で温かみのある色使いに足を止めて見入った。会期は7月4日まで。

 会場には、大小色とりどりの花々を力強いタッチと濃淡で表現する「Flower」シリーズや、大胆な色使いが特徴の「Mt.FUJI」シリーズのほか、木梨さんがライフワークとして取り組む、つながり合う手のひらをモチーフにした「REACH OUT」シリーズなど、エネルギーにあふれた作品が並ぶ。

 1994年のテレビ番組の企画で制作され、代表作となっている「セーヌ川」は、パリの風景をマーカーペンで細部まで表現。面影小4年の高橋佑守君(10)は「細かいところまで描き込んであってすごい。魚の絵を描くのが好きなので自分もまねしてみたい」と笑顔を見せた。

 開幕式では、新日本海新聞社の吉岡徹社長が「幸せな気持ちになれる作品ばかり。コロナ禍の不安を少しでも忘れて楽しんでいただければ」とあいさつ。来賓として鑑賞した平井伸治知事は「人と人のつながりを意識した作品が多く、コロナ禍の来場者を励ますメッセージに見えた。木梨さんの多才ぶりにはびっくり」と話した。(浜田匡史)