2021年12月2日

出雲地域王墓と関連か 妻木晩田遺跡仙谷1号墓

 むきばんだ史跡公園は1日、国史跡妻木晩田遺跡(大山町、米子市淀江町)で最大の四隅突出型墳丘墓である仙谷1号墓(弥生時代後期中葉)で、出雲地域の王墓(同後期後葉)との関連をうかがわせる貼石(はりいし)などの遺構が見つかったと発表した。

 仙谷1号墓は1994年と2014年に調査が行われているが、26年度をめどに一般公開するため、10月から全体像を把握する発掘調査を行っていた。

 関連性を示す遺構は、今回初めて調査した北西隅の突出部で発見。墳丘の斜面に貼り付いた貼石と裾側に石を立てて並べた立石(りっせき)1列があり、その間に平らな面をそろえて並べた敷石(しきいし)1列がある構造で、西谷墳墓群(出雲市)などにつながる弥生時代後期の四隅突出型墳丘墓の系譜を探る検討材料になるとしている。

 仙谷1号墓の全体の大きさが南北約13メートル、東西約12メートル、高さは最大1・7メートルであることも確認した。

 現地説明会は4日午前10時から計5回(各定員15人)。同公園ホームページから3日までに申し込む。(上本康成)