大山入山募金きょうから 協力者に返礼品

 登山客が増えるゴールデンウイークを前に、国立公園・大山(1729メートル)の環境を維持するために登山客から入山協力金を受け付ける募金箱が26日、大山町大山の頂上避難小屋と大山ナショナルパークセンターに設置された。27日から11月中旬まで受け付け、協力者には記念カードなどの返礼品を贈る。

 協力金制度は行政や山岳・観光団体でつくる「大山山岳環境保全協議会」が2022年度に本格導入し、集まった協力金は登山道の補修や植生の保護、トイレの維持管理などに活用。大山の管理には毎年平均約700万円がかかり、昨年度の約430万円の協力金は県と町、大山の頂上を保護する会に分配された。

 協力は任意。登山1回につき500円を募金した場合には四季の大山をデザインした6種類の記念カード、登山回数に関わらず年間3千円を募金した場合は梨の木を使ったキーホルダーがそれぞれ返礼品としてもらえる。電子決済での協力も可能。

 事務局となっている県西部総合事務所環境・循環推進課の田口靖博課長補佐は「良好な山岳環境を維持するためにご協力をお願いします」と呼びかけた。

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