19歳と21歳の新人芸者が初舞台 5月24日から銀座で「東をどり」

  •  尾上菊之丞さん(中央)から指導を受ける千尋さん(左)と万尋さん=東京都中央区
  •  稽古をする万尋さん=東京都中央区
  •  稽古をする千尋さん=東京都中央区

 東京・銀座で活躍する新橋芸者が日頃の稽古の成果を見せる舞踊公演「第99回 東をどり」が、東京都中央区の新橋演舞場で5月24~27日に開かれる。2人の新人芸者、三重県桑名市出身の万尋さん(19)と福岡市出身の千尋さん(21)が初舞台を踏む。

 NHK大河ドラマ「光る君へ」の主人公から名付けられた万尋さんは、芸者になる前、銀座の料亭で板前の見習いをしていた。芸事を通じて自身を磨き、客を楽しませる芸者に憧れがあったという。「東をどりを見て、一度きりの人生、芸者をやってみようと決心しました」と話す。

 千尋さんは高校卒業後、新型コロナウイルス禍が落ち着いてきたタイミングで新橋花柳界の門をたたいた。着物や浮世絵など、和の世界が好きで「踊りや三味線も習ってみたかった」。

 今年のテーマは白扇、白百合、白藤などの「白」。2人は浦島太郎をモチーフにした演目「共白髪」で、波の妖精を演じる。千尋さんは「玉手箱を持ち帰った浦島太郎が、ふたを開けてからどうなるのか。その変化を見ていただきたい」と話している。

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