解体ショーに歓声 初夏の味覚求め約6千人 「境港まぐろ感謝祭」4年ぶり開催 

 国内有数のクロマグロの水揚げを誇る鳥取県境港市の境漁港で18日、「第10回境港まぐろ感謝祭」が4年ぶりに開かれた。昨年完成した県営境港水産物地方卸売市場2号上屋(同市昭和町)では初の開催で、刺し身の振る舞いや解体ショーなどがあり、境港の初夏の味覚を求めて県内外から約6千人が訪れた。

 

 天然で生のクロマグロのおいしさを知ってもらおうと、官民でつくる境港天然本マグロPR推進協議会が開催した。会場ではマグロの刺し身千食分の振る舞いや、切り身を市価より格安で販売するコーナーに長蛇の行列ができた。上屋の外にもキッチンカーや屋台が並び、多くの人が境港の味覚を楽しんでいた。

 解体ショーでは、94キロのクロマグロをベテランの割裁人が専用の包丁で手際よくさばくと見物客から歓声が上がり、マグロや割裁人と一緒に記念撮影をする親子連れの姿もあった。

 伯耆町から夫婦で訪れた小西ますみさん(68)は、初めて祭りに訪れてマグロ丼と刺し身を堪能したといい「生のマグロはおいしい」と笑顔を見せた。

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