美身伝心

春だからこそお散歩に

2017年4月21日
花をめでる楽しさを忘れないくらいの運動で

 春は自律神経のバランスが乱れる季節、と3週にわたって説明してきたこのコラム。最後に紹介するのは春の背面痛についてです。肩こりや腰痛などの筋肉のこりもまた、自律神経の乱れで起こりがちな春の不調なのです。主に背中側に現れる春のこり。疲れや眠さで参っているのに身体まで痛むのは避けたいですよね。

 背面痛の原因の一つはずっと同じ姿勢でいる事にあります。春を問わず、肩こりや腰痛に悩んでいる方はデスクワークの人が圧倒的に多いです。姿勢が固まったまま長時間過ごしていると血の巡りが悪くなり、老廃物が排出されなかったり痛みの原因となる物質が体内に残ってしまったりして「痛み」を感じることになります。

 解決法はずばり、動くこと。背中のみを意識して動かすのも良いのですが、できれば全身運動で背中を動かしてあげましょう。春の不調は自律神経が関わっていますので、肩こりだからと言って肩だけの問題かというとそうでもないのです。そのときちょうど肩が弱っていたから肩に不調が現れただけかもしれません。ですから動かすときは身体全体を動かしてあげてください。

 「だったら暖かくなったことだし運動でも始めよう」という方もちょっと注意。春はそもそも身体が疲れているので、「ハード」な運動は避けた方が無難です。1週間以上続けられそうな運動量、時間、費用で可能な運動が、自分にふさわしい運動と心にとどめておいてください。

 意外に運動する「時間」の確保が難しいです。私の所属するウオーキングスクールでも、1週間の目標を運動と決める方には必ず実行する時間帯や長さを定めてもらっています。それくらい意識しなければ、毎日の習慣として運動をするのは難しいです。三日坊主にならないよう気をつけてください。

 運動と言っても、初めは5分の散歩からでもかまいません。せっかくお花の美しい季節ですから、お花見がてらのお散歩で適度な運動を確保してみてはいかがでしょうか。

 以上、春の不調にありがちな症状と対策でした。季節の変わり目は無理をせず、春の陽気をうまく利用して、夏に向けて身体を整えてあげてください。

 (大阪校講師・広山ちひろ)