関西あの人この人

多様性尊重される社会を目指したい

一般社団法人「結婚トータルサポート協会」代表理事
岸本誠さん 
2017年9月27日
「パートナーズ婚証明書も発行しています」と話す岸本さん

 現在は性同一性障害や同性愛などLGBT(性的少数者)への対応に乗り出す企業が増えている。社内セミナーを開催したり、福利厚生制度を改定したりと当事者が働きやすい職場環境を目指す動きが加速しており、専門家も取り組みが拡大するよう企業側に求めている。

 こんな状況の中、岸本誠さん(57)は今年1月、「パートナーズ婚普及宣言」を行った。

 「パートナーズ婚は婚姻届を出すか出さないかではなく、お互いを人生のパートナーとして、同じ人生をともに生きていきたいと願うお二人のための結婚をいいます」。パートナーズ婚の対象はLGBT、高齢者、障害者、難病患者、再婚、再々婚、事実婚カップルなどすべてのカップルだ。

 岸本さんはこれまで牧師として3500組以上のカップルの結婚式を執り行ってきた。今年8月には岸本さんが代表理事を務める一般社団法人「結婚トータルサポート協会」(高槻市)が主催して、大阪市北区の中之島LOVE CENTRALで「パートナーズ婚フェア」(大阪市教育委員会など後援)を開催。

 フェアではLGBT当事者の公開結婚やテラスなどでのローケーション撮影、LGBTの基礎を学ぶセミナーや当事者によるパネルディスカッションなどが催され、参加者らはパートナーズ婚の存在を学んだ。

 岸本さんは「さまざまなタイプの少数者の尊厳が重んじられ、差別のない、多様性が尊重される社会を目指したい」と普及に努めている。