関西あの人この人

お手ごろな四川料理を

「中華だいにんぐ ほそえ」店主
細江 孝司さん
2018年2月28日
「変に手を加えることなく、シンプルイズベストが大切」と話す細江さん

 「故郷・門真の人たちにお手ごろな値段でおいしい四川料理を食べていただきたい」と昨年8月15日、中華ダイニングをオープン。

 辻学園調理技術専門学校で中華料理を学び、卒業後は四川飯店東京で日本における“四川料理の父”といわれた陳健民さん(故人)のもとで修業を積んだ。

 「それまでは中華料理の世界は閉鎖的でしたが、健民先生には日本人の弟子にも広く四川料理の極意を教えていただきました」と師匠と仰いでいる。

 その後、主に国内ホテルの中華レストランで腕を磨いてきた。水戸市のホテルで働いていた2002年には、「皇太子殿下と雅子妃殿下がホテルに訪れ、自分が作った四川料理を食べていただいたのは思い出です」と笑みを浮かべる。長年、中華料理の調理技術を磨いてたどり着いたのが「シンプルイズベスト。変に手を加えるよりもシンプルがベスト」という思いだった。

 このため調理はソラマメ、唐辛子を主原料に作る中国の発酵調味料「豆板醤(とうばんじゃん)」やしょうゆ、サンショウなどを使い薬味は使っていない。

 長年、ホテルなどで四川料理の修業を積んでいただけにメニューは海鮮「えびトマトチリソース」(780円)、野菜「ナスの四川風辛味炒め」(500円)、肉類「牛肉のオイスターソース炒め」(980円)などバラエティーに富むが、細江さんのお勧めのメニューは四川料理の定番「麻婆豆腐(まあぼうどうふ)」(ランチセット・600円税別)。

 従来の中華料理店の店内は油ぎらぎらのイメージが強いが、「中華だいにんぐ ほそえ」は店名のようにカジュアルなダイニングの雰囲気で客層も女性と年配者が多い。店内には母親の知人の書道家から贈られたという「ありがとう」としたためられた書が飾られている。「お客さまにはおいしい四川料理を熱々のうちに食べていただきたい」と常に客に喜ばれる料理の提供を心掛けている。