私の働き方改革

フィロソフィが浸透

「個別指導キャンパス」代表 福盛 訓之
2017年11月8日
企業業績を評価されて2017年稲盛経営者賞を受賞した福盛代表

心のありよう整う

 私としては、システム開発よりもフィロソフィ(経営哲学)が浸透し、働く人たちの心のありようが整ったことのほうが圧倒的に大きいことだと思っています。

 言葉だけでなく、実態として自分たちのことを大事にしてくれる会社だと社員が感じとれるようになり、不平不満を言う社員が激減しました。前向きに物事をとらえられるようになり、彼らの働き方も力強いものになって、売り上げも利益も上がりました。そうなるまでには、「どういう考えで仕事をやっていくべきか」と、1泊旅行や飲み会でもみんなと車座になって根気強く話をしてきました。

 それを文章としてまとめたのが、『新教育フィロソフィ手帳』です。これに基づいて各部署で所属長が音頭をとって常に勉強していますので、目の前の困難は、知恵と努力と創意工夫で克服していくという気風も根づいてきたと感じています。

 確かに時間はかかりました。でも、社長が頑張っているというだけでは限界が来ますし、社員の働き方や質が向上しない限り、さらなる発展は望めません。経営者の気概で取り組んでいける社員を増やしていかねばならないと私は思いました。

「あかんことはあかん」

 自分の懐を増やしたいという私利私欲だけなら、社員にそこまで力強く話をすることはなかったでしょうが、社員が安心して長く幸せに働いていけることが一番大事だと悟った時から、社員に対して「あかんことはあかん」と言うことがつらくなくなりました。

 つまり、ちゃんと働いて会社がもうかれば、みんなの給料が上がって長く安心して働けるんだということが前提になったので、何でも躊躇(ちゅうちょ)なく言えるようになったのです。

 社員が仲良くなり、ベクトルがそろうということが大切だと考えていますので、各地域本部にまず出社させ、2〜3時間は他の社員と情報交換や意見交換を行った後、それぞれの教室に移動させています。社員が一人で働いて孤独にならないよう気を配りつつ、お互いのノウハウを共有して仕事が進められるこのシステムを推進していけば、みんなの成長も早いし、みんなでいいものを作っていこうという風土も培われていくと信じています。

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