大阪24区予算拝見

 大阪市24区の各区が予算を通して取り組む独自の事業を随時紹介していく。

中央区 地域福祉見守り活動事業

2016年4月21日

高齢者 孤立させぬ

独居高齢者が多い中央区。孤立させない取り組みを広げていく

 中央区は、高齢者世帯のうち独居高齢者世帯が約4割。区によると「高齢になってからの転居が多い」のが特徴であり、交通や商店、病院と生活インフラが手の届く所にある都心への回帰傾向は、現役世代だけではなく高齢層でも同様だ。

 区では、高齢者の孤立を防ぐため、地域事情に詳しい人材を「地域福祉コーディネーター」として配置し、見守り活動を行ってきた。本年度の「地域福祉見守り活動事業」(1753万2千円)は、市が2015年度に全区で実施した本人同意の要救護者支援名簿を元に、これまでの見守り活動の強化、名簿登録への同意を促していく。

 名簿登録同意書の返信率は、ことし3月末で51・6%。返信率は5割をかろうじて超えているが、未返信や不同意も多く、「同意してもらうように、粘り強く交渉するしかない」と区保健福祉課の吉村貴司課長。

 熊本地震でも家屋倒壊が多発。多くの避難民が発生した。吉村課長は「名簿への登録は日常の見守りだけではなく、災害時の避難支援にもつながる」と理解を求める。