大阪24区予算拝見

 大阪市24区がそれぞれ力を入れて取り組む新年度事業を順次紹介する。

此花区 防災力強化事業

2017年4月5日

津波想定し意識向上

淀川(左)に面している此花区。区民が地震や津波などの災害に備える

 大阪湾や淀川に面している此花区は、津波被害を想定した実践的な防災の取り組みに重点を置き「防災力強化事業」に321万1千円を充てた。「2019年度までに区内一斉避難訓練を実施する」という区の将来ビジョンに沿って、不測の事態に備える。

 具体的には各避難所に必要な資機材・備蓄物資を配備するほか、広報啓発面にも注力。津波避難マップや啓発チラシを作成し、津波避難や避難所開設など各種訓練に取り組みながら広く区民の防災意識向上を図る。

 区内各地区で組織化されている自主防災組織の強化、避難プランの確立といった課題について具体的な方策を示し、地区の実情に適した自主防災力のステップアップを目指す。

 同区市民協働課は「直下型地震は当然ながら、津波被害の恐ろしさを啓発し、訓練を積み重ねてもらうことで全員が高い所へ避難してもらうことを目指したい」と、災害に強い安全安心なまちの実現に努める。