相羽秋夫のお笑い食べまくり

上方落語 「夢見のフロイト」

2016年12月24日

高水準のマジック見せる

得意のトランプ芸でもてなすBIRDIEさん

 心療内科の病院に、マネキン人形を見ると吐き気を催す男の患者が診察に訪れる。医者は、催眠術や夢判断を施して、原因を突き止める。それを告げられると、なぜか逆上して医者の過去を暴く。とした所で、男は夢から覚める。「何でこんな夢を見たんやろ。この夢の分析しよ」。現桂小春団治が小春時代に創作した「夢見のフロイト」だ。

 フロイトはオーストリアの医者で、精神分析の創始者である。ここにも、“メンタル”と呼ばれるお客の心理をピタリと当てる奇術を得意とするマジシャンがいる。関西を中心に活躍するBI(バー)RDIE(ディー)さんだ。NSC(吉本総合芸術学院)の25期生で、当初は漫才コンビを組むが、マジシャンに転向した。「銀シャリ」と同期だ。催眠術師としても定評があり、また“スプーン曲げ”やトランプなどのクローズアップマジックに冴(さ)えを見せる。5年前から、芸名そのままの店名のマジックカフェを、阪急神戸線六甲駅より北へ徒歩2分の便利な場所にオープンさせた。マジックバーは処々にあるが、カフェは非常に珍しい。

 真っ昼間から深夜まで、いつ行っても高水準のマジックをたっぷりと見せてくれる。しかも「オーガニックコーヒー」450円(全て税込み)や「マンゴージュース」400円を1杯飲むだけで、時間無制限で楽しむことができる。アルコール類も用意されており、「生ビール」500円、「カクテル」700円と、これまたリーズナブルである。軽食も完備。「ケーキセット」800円、「ハンバーグセット」「パスタセット」ともに千円が、開店から午後3時までのランチタイムは百円引きになる。午後8時からは、千円のチャージ料が付く。

 Birdieとは、小鳥の小児語で、子どもにカメラを注視させる時、「ウオッチ・ザ・バーディー」(鳩(ハト)が出てくるよ)と唱える。さらにゴルフでは、マイナス1打のことだが、この店もマイナス1階に在る。

(演芸評論家)
マジックカフェ「BIRDIE」
神戸市灘区山田町3の1の15
ファミリーマート地下1階
078(862)3728 正午〜午前0時
不定休(但し12月31日〜1月3日休)
予約可