相羽秋夫のお笑い食べまくり

東京落語 「酢瓶」 

韓国アレンジ料理 「北新地 周山」
大阪市北区堂島1の3の1 二葉ビル2階
06(6346)4666
午後5時半〜同11時 日曜、祝日休み 要予約
2017年1月7日

韓国”ジャン”で創作料理

仕上げに大人気の「チャンジャのパスタ」

 夫の遺産で暮らしている未亡人に、再婚話が出た。媒酌人は、遺産がなくなった時に、生活の糧として酢の製法を教える。但(ただ)し「心掛けが悪いと失敗するぞ」と悟す。だがこの女性は、良からぬ妄想をしたために、酢は醸成しなかった。今や演じ手がいなくなった幻の東京落語「酢瓶(すがめ)」である。

 韓国の代表的な調味料の「コチジャン」や「ヤンニョムジャン」さらには「唐がらし」を使った洋食や和食を次々に考案して、人気を博している店がある。韓国アレンジ料理「北新地 周山(しゅうざん)」だ。

 予約時に、8千円(全て税別)、1万円、1万2千円の3コースから選ぶ。どのコースも8品の料理にコーヒーとケーキが付く。

 北の新地の住人として32年、料理人歴16年、この店だけでも11年のベテランシェフは、チャーミングな井上周(しゅう)子さんだ。ママと呼ばれることを嫌い、「周ちゃんと呼んで下さい」とフレンドリーさを強調する。その周ちゃんが考えたのは、コチジャンとチーズを合わせたり、唐がらしとクラムチャウダーを混合したりしたソースで味つけをする。あるいは、テールをコチジャンで煮込むなどの奇抜な料理法である。

 コースの仕上げは、サムゲタン、韓国冷麺、チャンジャのパスタ、鮑粥(あわびがゆ)、チヂミなどおなじみのメニューが出てくる。

 さらに、愛妻へのお土産用や、2次会に行く店の女の子用に、周ちゃん手作りの「天然酵母パン」を無料サービスしてくれる。これは、前日までの予約時に必ず依頼すること。

 アルコール類は、ビール中瓶(びん)800円、マッコリ1瓶1300円、三岳・伊佐美・黒佐藤などの芋焼酎が1グラス600円から。真露(じんろ)600円。

 月1回の「アレンジコリアン料理教室」(5千円)もある。

 リピーターには同じ料理が出ないので、“週3(周山)”回は足を運んで欲しい。(演芸評論家)