2017年11月9日

鳥取の豊かな手仕事紹介 明治大博物館で特別展

 明治大博物館(東京都千代田区)で、絣(かすり)や和紙、陶芸、民芸家具など、鳥取県の工芸文化や手仕事にスポットを当てた特別展が開かれている。12月17日まで。

 明治大駿河台キャンパスにある博物館は全国の特産品や工芸品を収集しており、今回、創立者の岸本辰雄氏が鳥取市出身の縁で、鳥取県立博物館など地元の所蔵品を加えた特別展が企画された。

 稲扱き千歯、弓浜絣など江戸期に全国に知られた県産物や、昭和に入り「日用品の美」に光を当てた吉田璋也氏のデザインによる牛ノ戸焼の大皿、木工品など民芸運動の成果が展示されている。

 同博物館の外山徹学芸員は「流通や人口の面で産業の近代化には不利だった鳥取県だが、多様で創造性豊かな工芸品が継承された。吉田氏のように県産物に新たな息吹を吹き込む取り組みがあれば」と解説していた。

 11日には同キャンパスで鳥取民芸美術館の木谷清人常務理事による連携講座も開かれる。