Aコープせきがね店閉店 買い物拠点消失地元住民ら不安

 JA鳥取中央(上本武組合長)が所有し、旧関金町内唯一のスーパー「Aコープせきがね店」(倉吉市関金町関金宿)が26日、前身の店舗から50年続いた歴史に幕を下ろした。同店を承継する事業者は決まっておらず、買い物に訪れた住民からは惜別と買い物環境消失への不安が聞かれた。

 この日は午前中から閉店を惜しむ買い物客が訪れ、前日からの売り尽くしセールで商品棚が品薄となる中、残りわずかの商品を買い求めた。30年近く同店を利用していた同市関金町松河原の新田久美さん(59)は「地域から活気がなくなりかねず、残念でならない」と継承する事業者の出現を願った。近くに住む大森和恵さん(84)は「免許がなく、買い忘れたものがあってもどうにもならない」と、買い物環境が失われることを嘆いた。

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