モーターパラグライダー（パラモーター）のインストラクターの資格を持つ男性が大阪府から琴浦町に移住し、ガイドパイロットとして２人乗りのタンデムフライトやパイロット養成スクールの開校準備を進めている。来春のプレオープンを目指し、男性は「関係人口を増やし、町を発展させたい」と意気込んでおり、新たな観光事業の創出に期待が高まっている。
男性は、兵庫県出身の兵庫守さん（５８）。１２年前、沖縄でタンデムフライトを経験して魅了され、日本パラモーター協会（ＪＰＭＡ）認定ライセンスを取得した。
パラモーターは、グライダーを装着して１８５㏄のプロペラ付きエンジンを背負い、上空５００メートルの空中散歩が楽しめるスカイスポーツ。山などの斜面を走ることで加速して離陸するパラグライダーとは異なり、平地から離陸して高度を上げられるので、山の上までの移動時間が省けるのが特徴だ。
とことん突き詰めようと、全国で７人しかいない日本選手権への出場資格を与えられる検査員のライセンスと、全国で３人目となるタンデムフライトのパイロット資格を与えることができるライセンスを取得。
