鳥取市と引っ越し大手のサカイ引越センター(堺市)は30日、公式キャラクター同士のコラボレーションによるPR事業を発表し、同社の「まごころパンダ」と市の「すご!ウサギ」が描かれたラッピングトラックをお披露目した。同社が引っ越し運送用のトラックを使って、社外のキャラクターとコラボをするのは初めて。鳥取市は、コラボ車両を撮影して交流サイト(SNS)に投稿するとクーポンが入手できるキャンペーンも開始する。
ラッピングトラックは、中型の4トンと2トン車、ミニバンの計3車両に、両キャラクターと、鳥取市の夏の風物詩「しゃんしゃん傘踊り」の傘が車両側面に描かれている。トラックは全国を、ミニバンは同市内を中心に県内を走る。
市が「一緒に街の魅力をPRできないか」と同社に相談し、全国を走るトラックでのPRを同社が提案したことで実現した。
同日、市役所であった出発式で深沢義彦市長は「トラックが全国を走ることで、一緒になって市を盛り上げてもらえる。大いにPRできる」と期待を寄せた。
キャンペーンは30日~来年2月29日まで実施。撮影対象は、今回のラッピング車両▽市内を走る麒麟(きりん)獅子やすご!ウサギのラッピングタクシー▽すご!ウサギがラッピングされた郵便ポスト-など。SNSへの投稿画面を画像保存し、専用サイトに送信することで、先着計3千人に市内の道の駅などで使えるクーポンをプレゼントする。