第42回とっとり読書絵てがみ・感想文コンクール インタビュー(3) 木坂 涼さん 詩人、絵本作家

自分の望む「いえ」想像を

 -本書を翻訳するきっかけは。「どんないえにすみたい?」はどのような作品ですか。

 出版社の方から「翻訳してもらえませんか」と声がかかりました。この絵本は、建築家であるねずみのヘンリエッタさんがいろいろな動物のリクエストに応えて家を設計します。動物たちの生態に即しながら、遊び心いっぱい。細部に至るまで眺めてほしい絵本です。

 -翻訳する上で大切にしているのはどんなことですか。

 原書が持つ、本のどこに魅力があるか。はっきりと分かるストーリーとは別に、1冊が持つ楽しさ、柔らかさ、はじけるような要素、ゆったり感などページごとの魅力にも心を配り、日本語にしていきます。

 -コンクールにチャレンジする子どもたちにメッセージを。

 この絵本はタイトルにあるように「どんな いえに すみたい?」と問いかけの要素もあるので、子どもたちが自分の望む「いえ」を、のびのび見いだしてくれるといいなと思います。

プロフィル

詩作品により芸術選奨文部大臣新人賞などを受賞。絵本『かげはどこ』(福音館書店)、翻訳絵本『ちょっとだけまいご』(BL出版)など多くの児童書を手がけた。

募集要項
◆内容 課題図書を読み、絵てがみまたは感想文を書いて応募する。各部門1人1点
◆応募方法 所定の応募票に必要事項を記入して作品に添付し、〒682-8505、日本海新聞中部本社ビジネス支援課「読書コンクール」係へ郵送または持参する
◆締め切り 2024年1月19日(金)必着※詳しくは日本海新聞ホームページをご覧ください。

主  催 鳥取県学校図書館協議会
     新日本海新聞社
特別協賛 鳥取銀行

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