「維持」向け思い新た まちにスーパーが帰ってきた日 エスマートわかさ店オープン

「皆さんの食生活の支えになりたい」 「待ち望んだ」復活安堵

  • 開店を前に感謝と意気込みを述べる大石店長(左)=28日、若桜町若桜のエスマートわかさ店

 若桜町唯一のスーパーだったトスク若桜店(同町若桜)の閉店から約2カ月。同店の運営を引き継いだエスマート(本社・鳥取市湖山町北3丁目、寺谷淳社長)は急ピッチで改修を終え、28日に「エスマートわかさ店」として復活させた。住民からは喜びの声が上がり、行政は今後の買い物環境維持に向け気を引き締めた。

 「皆さんの食生活の支えになりたい。わかさ店を開店します」。午前9時、大石和也店長(33)のあいさつとともに待ちわびた住民が次々と来店した。開店一番乗りとなった同町須澄の川東義典さん(54)は「家族全員で待ち望んでいた。毎週来ます」と喜んだ。大石店長も同町在住者の一人。笑顔で品定めする買い物客の姿に「無事に開店できて感慨深い。地元に貢献できる喜びとやりがい、責任を感じる」と力を込めた。

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