【永浜利広 深読み経済ニュース】家賃上昇、保険料は少し安く? マイナス金利解除で暮らしどうなる【最終回】

  •  永浜利広(第一生命経済研究所首席エコノミスト)

 日銀が、2016年に導入したマイナス金利政策の解除を19日に決定しました。マイナス金利とは、民間銀行が日銀にお金を預ける際、通常とは逆に金利を取られる異例の仕組みを取り入れ、短期の貸し借りを中心に世の中の金利引き下げを促す政策です。これが取りやめになり金利が上がると、私たちの生活レベルでどのような影響があるのでしょうか。

 まず、お金を借りている人のデメリットになります。その中でも、恐らく一番大きいのが住宅ローン金利です。これまでは、長期金利に影響される固定金利型しか上がっていませんでしたが、金融政策で動かす短期金利を反映した変動金利型も上がり、既に変動型で借りている人の返済負担が増える恐れがあります。

 一般的に、変動型は4月と10月に金利が見直されますので、早ければ4月から上がる人が出てくるかもしれません。

 ただ日銀は今回、政策金利をマイナス0.1%から「0~0.1%」に変更した程度にとどまるため、住宅ローン金利の上がり幅も最大0.1%程度と想定されます。

 日銀がいずれ追加利上げをするとの予想もありますが、現時点で固定金利型への借り換えは、あまり急がない方が良いでしょう。今でも固定型...

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