原点重んじさらなる改革 開校100周年、浪速中・高が式典

 大阪市住吉区の浪速中学・高校の開校100周年記念奉祝祭が同校で行われた。教育、神社、OBら関係者約300人が出席し、100年の学院史を回顧するとともに、次の100年に向かって「生徒第一」を心がけ、建学の原点「神社神道の精神」を重んじ、さらなる浪速改革を続け、次世代への人材を輩出することを誓った。

 4月30日に行われた奉祝祭では神事に続いて、学院神社前に設置した記念モニュメント「祈願の碑」を除幕。同校を運営する浪速学院の木村智彦理事長が記念事業として中学校の「新校舎建設宣言」を行った。

 第2部の式典では、映像とともに吹奏楽部員の学院曲「海道東征」の演奏に続き、100年間の学院史を紹介した「夢の軌跡~浪速100年のヒューマンヒストリー~」を上映した。

 木村理事長は映像とともに浪速学院の創設当時の苦難の歴史、それに携わった先人を感謝の気持ちを込めて紹介し、「教育環境と教職員の頑張り、ハードとソフトの両面が整い浪速の学びの成果にあらわれている」と述べた。そして「理事長に着任して16年間、今も続く浪速改革は先人が残してくれた浪速魂、先人に続く立派な教職員が一生懸命仕事をしてくれたその成果。AIがいくら進歩しても新たな道を切り開くのは人間の力、皆さまのご支援のたまもの」と結んだ。

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