任期満了に伴う松江市長選は20日投開票され、無所属の現職、上定昭仁氏(52)=自民、国民、公明推薦=が再選を決めた。投票率は52・12%で前回を8・12ポイント下回った。
上定氏は昨年12月に立候補を表明し、連合島根などの推薦を得て組織戦を展開。1期目を守りと種まきの市政運営とし、成果を上げる2期目と位置付け、JR松江駅前などの都市開発や産業と観光の振興を掲げ、支持を集めた。
共産党公認の新人、村穂江利子氏(56)は市政の刷新を打ち出したが及ばなかった。無所属の新人、中澄政彦氏(37)は独自の活動で市政の透明化などを訴えたが、広がりを欠いた。