#2025鳥取県美 -先進施設に学ぶ- (7)石川県立美術館(金沢市出羽町)

  • 美術館に親しんでもらおうと15年前から始めた学校出前講座「どこでもミュージアム」(石川県立美術館提供)
  • 「石川らしさ」にこだわったコレクションで県立ならではの業務を貫く石川県立美術館=金沢市出羽町
  • (右)国宝《色絵雉香炉》野々村仁清 17世紀 (左)国重要文化財《色絵雌雉香炉》野々村仁清 17世紀 石川県立美術館提供
  • 《馬に凭る(B)》高光一也 1980年 石川県立美術館提供
  • 国重要文化財《蒔絵和歌の浦図見台》 伝 清水九兵衛 17世紀 石川県立美術館提供

 北陸を代表する観光名所の一つ、兼六園を横目に百万石通りの坂を上ると、右手に加賀藩の筆頭家老・本多家の屋敷跡を整備した「本多の森」が広がる。その中に建つ石川県立美術館(金沢市出羽町2丁目)には、加賀百...

残り 2581 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら
#2025鳥取県美 -先進施設に学ぶ- (記事一覧へ)

#2025鳥取県美 -先進施設に学ぶ- (記事一覧へ)

2025年春に予定する鳥取県立美術館の開館まで約2年となった。着工寸前での凍結、ゼロベースからの再検討、立地を巡る綱引き…。都道府県単位の美術館としては全国でほぼ最後に建設され、開館は県民の悲願と言える。ただ、いまだに「どんな美術館になるか分からない」との県民の声は多い。他の都道府県の公立美術館の運営や展示、地域との関わりなどを取材する企画「#(ハッシュタグ)2025鳥取県美~先進施設に学ぶ」を月1回掲載し、約63億円の投資効果に見合う「公共財としての美術館の役割」とは何かを探る。

トップニュース

同じカテゴリーの記事