#2025鳥取県美 -先進施設に学ぶ- (8)青森県立美術館(青森市安田字近野)

  • 奈良美智さんの代表作「あおもり犬」は、美術館建物の構成要素の一つとなっている。巨大な犬の立体像が、さまざまなインスピレーションを伝えている
  •  美術館運営にはマネジメントが必要と強調する杉本館長
  • マルク・シャガールの描いた舞台背景画を展示するアレコホール
  • 三内丸山遺跡と調和する青森県立美術館。縄文のエネルギーを吸収して建築された

 日本最大級の縄文遺跡で世界文化遺産に登録された三内丸山遺跡と隣り合わせになる青森県立美術館(青森市安田字近野)。白亜の外観が目を引き、敷地にトレンチ(発掘溝)のような切り込みが幾何学的に走る。縄文と...

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#2025鳥取県美 -先進施設に学ぶ- (記事一覧へ)

#2025鳥取県美 -先進施設に学ぶ- (記事一覧へ)

2025年春に予定する鳥取県立美術館の開館まで約2年となった。着工寸前での凍結、ゼロベースからの再検討、立地を巡る綱引き…。都道府県単位の美術館としては全国でほぼ最後に建設され、開館は県民の悲願と言える。ただ、いまだに「どんな美術館になるか分からない」との県民の声は多い。他の都道府県の公立美術館の運営や展示、地域との関わりなどを取材する企画「#(ハッシュタグ)2025鳥取県美~先進施設に学ぶ」を月1回掲載し、約63億円の投資効果に見合う「公共財としての美術館の役割」とは何かを探る。

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