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大作「竜頭鷁首図屏風」展示 四天王寺宝物館

2020年4月6日

 天王寺区の和宗総本山四天王寺境内にある四天王寺宝物館で、春季名宝展「菅楯彦『竜頭鷁首図屏風(りゅうとうげきしゅずびょうぶ)』−幻の傑作−」が開かれている。竜頭鷁首図屏風は菅(1878〜1963年)には珍しく金地屏風に描いた絢爛(けんらん)豪華な大作で、同寺内では14年ぶりのお披露目となる。5月6日まで。

保存修理を終えて14年ぶりに一般公開されている「竜頭鷁首図屏風」

 菅は鳥取県出身で、幼少時に日本画家だった父と共に大阪に移住。大阪の風俗を描いた作品を多数残し、58年に日本画家として初めて恩賜賞(日本芸術院)を受賞した。

 同寺所蔵の「竜頭鷁首図屏風」はこれまで保存状態が悪く展示が困難だったため、約2年かけて保存修理を実施。その完成を祝しての一般公開となる。六曲一双の屏風に4隻の船上で船遊びに興じる貴族の様子が描かれ、緻密に描かれた管弦奏者の舞楽装束など菅の腕が光る。

 そもそも菅は楽人としての顔も持ち、同寺での舞楽法会などでも活躍。天王寺舞楽協会初代会長として文化継承にも尽力した。今展では菅旧蔵の琵琶や和琴、天王寺舞楽を主題とした作品なども展示。舞楽装束や舞楽面、弟子の生田花朝の作品も並ぶ。

 拝観は午前8時半〜午後4時半(4月21日は午前8時〜午後5時)。入館は閉館20分前まで。一般500円、高校・大学生300円、中学生以下無料。問い合わせは電話06(6771)0066。


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