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延期の空襲画展 ようやく ピースおおさかが再開

2020年5月23日

 新型コロナウイルス感染拡大防止対策で、2月末から臨時休館中だった大阪市中央区の大阪国際平和センター「ピースおおさか」が22日、再開した。1945年3月の第1次大阪大空襲から75年の節目に合わせ、当初3月に予定していた特別企画「大阪空襲体験画展」もようやく開幕。約130点の作品が、悲惨な戦争の記憶を後世に伝えている。7月19日まで。

ようやく開幕した企画展。千差万別の空襲体験が描かれた作品の数々=22日、大阪市中央区のピースおおさか

 体験画は、今年3月に解散した「大阪大空襲の体験を語る会」が2009年に同館に寄贈。過去の展示会で紹介されなかった作品を中心に展示し、終戦まで8度におよんだ大空襲など各空襲ごとに作品が並ぶ。

 多くの人が避難した地下鉄心斎橋駅ホームの様子(第1次大空襲)や、市中央公会堂上空で米戦闘機による機銃掃射、爆撃機B29が布施市(現東大阪市)高井田に墜落した光景など、千差万別の体験の記憶が克明に描かれている。

 同館専門職員の田中優生さんは「文字と異なり、視覚に訴える貴重な資料。できれば触れたくない記憶を、後世のために描き残した体験者の思いが多くの人に伝われば」と話した。

 映像コーナーと図書室の利用は休止中。月曜休館。


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