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昭和の薫り継承 心斎橋ミツヤ本店リニューアル

2020年7月1日

 終戦直後の1947年誕生の老舗喫茶店「心斎橋ミツヤ本店」(大阪市中央区)のリニューアル工事が完了し、30日に関係者への内覧会が行われた。“古き良き昭和”を継承しつつ、店内の壁にはミナミの現代の風景画をあしらい、時代の薫りを令和をつないだ。7月3日にオープンする。

1階の壁一面に描かれた現在の道頓堀川南側の風景画=30日、大阪市中央区

 同店は、道頓堀川の戎橋北側に位置。心斎橋をそぞろ歩く“心ぶら”の中心地として、待ち合わせや買い物時の休憩にと親しまれてきた。リニューアルは37年ぶりになる。

 店は2階建てで、客席は約150席。シンボルである入り口上部の回転人形はそのままに、1階には道頓堀川南側に広がる風景を壁一面に描いた。ステンドグラスを随所に飾り、クラシカルな雰囲気も作り出した。

 2階には、調音室を新たに作り、演奏と食事を楽しめるようにした。小儀俊光社長は「デートや家族のお祝い会など、記憶に残る楽しい場所になれば」と思いを込める。

 新型コロナウイルスの影響で、工事は1カ月遅れで完了。近年の商店街は、インバウンド(訪日外国人客)でにぎわい、テナントも海外志向に傾いていた。しかし、コロナ禍により状況が一変。

 小儀俊彦専務は「10年前の風景に戻ってきたと感じる。若い人に“心ぶら”を楽しんでもらい、買い物の疲れは店でゆっくりくつろいでもらいたい」と話していた。


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