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延期の余波各地で 大阪市成人式、催し見合わせ広がる

2021年1月10日

 新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、大阪市が本年度成人式の延期を発表したことに伴い、府内の自治体や商業施設で余波が広がっている。「ハレの日」を前に、多くは時間短縮や手続きの簡素化など対策を講じた上で実施する意向を示しているが、催しを延期するところも出てきた。(1月10日22面に関連記事)

 新成人が決意を込め、1637段の階段を上る「地上300メートルの成人式」が毎年注目を集める同市阿倍野区の「あべのハルカス」。完成した年から続く恒例行事は8回目を迎え、既に参加者も決まっていたが、運営会社の近鉄不動産は8日、延期を決めた。

 今回は密集を避けようと、参加者を例年の3割に当たる30人に減らして実施する予定だった。同社広報は「感染症対策も万全を期していただけに残念な思いはある」としつつ、「市の基準に従いたい」と理解を示した。

 自治体では、箕面市が8日、お盆期間で、新ホール「市立文化芸能劇場」の完成直後に当たる8月14日に延期すると発表。枚方市も同日、年度内で延期することを決定した。

 箕面市の上島一彦市長は「夏季のほうが感染症の影響が少ない。新しい舞台で晴れやかに参加していただきたい」、枚方市の伏見隆市長も「今が最大の正念場。力を合わせ、この苦難を何としても乗り越えていきましょう」との談話をそれぞれ市ホームページ上に掲載した。

 また、各自治体では式典後の懇親会への出席自粛を促すほか、感染状況により「中止」や「延期」に言及する自治体もあり、予断を許さない状況だ。


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