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事務委託制度の乱用 府議会代表質問

2021年3月4日

 大阪府議会は3日、代表質問があり、自民党の中井源樹幹事長が、大阪市の広域行政を府に一元化する条例案について「事務委託制度の乱用」とし、吉村洋文知事らの主張と対立した。府・市が誘致を進めている統合型リゾート施設(IR)の計画が、仮に頓挫した場合の責任の所在などについてもただした。

 中井幹事長は、条例案は再否決された都構想の住民投票での民意を否定していると訴え、政令指定都市の大阪市を存続させ、府はコーディネート役を担うべきだと主張した。

 事務委託については「都市計画策定能力のある大阪市から、府に委託させるのは制度の乱用」で、市に権限が委譲された経過を踏まえ「国や大阪維新の会が進めてきている地方分権改革にも反する」と指摘した。

 IR誘致については、実施方針案が変更され、展示施設や宿泊客室ともに縮小して開業し、段階的に整備を進めることとなった点に対して「確実に整備が進むように、事業者と契約するなど対応すべきだ」と求めた。

 頓挫した場合の責任の所在に対して、吉村知事は「世界最高水準のIR実現を進める」と答えるのにとどめた。


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