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急拡大に強い危機感 府が医療非常事態宣言

2021年4月8日

 大阪府が7日に開いた新型コロナウイルス対策本部会議では、府内で感染が急拡大している状況が報告された。今回の「第4波」は、特に30代以下の感染者が急激に増加しているのが顕著で、医療提供体制の逼迫(ひっぱく)度が危険レベルに。変異株の影響も追い打ちをかけており、病床確保と感染防止対策の徹底に強い危機感が漂った。

感染の急拡大に危機感を表す吉村知事=7日、府庁

 府内の感染者数は、3月31日〜4月6日が4146人に上り、3月17日〜23日の961人に比べて約4・3倍に増え、「第2波」や「第3波」を大きく上回る速度で急拡大している。

 また各年代でも感染が拡大。3月中旬に10代〜50代が同時に感染拡大に転じ、特に20代と30代の感染が顕著となっている。3月15日〜4月5日の年代別の感染者数は、30代以下が55・1%を占めている。

 病床も逼迫度が増している。4月6日時点の重症病床の運用率は86・1%、軽症中等症病床の運用率は57・8%まで埋まっている状況だ。

 変異株の影響も現れている。各年代で感染者に占める変異株の割合が増加傾向にあり、特に10歳未満は変異株の割合がほかの年代層に比べて高くなっている。また母数の少なさから単純比較は困難とした上で、重症化率は従来株より高い傾向にあるとした。

 吉村洋文知事は「感染の急拡大が今も続いている。変異株の影響が確実に出ている」と危機感を募らせた。


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