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企業の転出超過、大阪は39年連続 帝国データバンク

2021年6月16日

 帝国データバンクは15日までに、本社所在地を大阪府外へ移した企業から、府内に転入した企業を差し引いた2020年の転出超過社数が42社だったと発表した。39年連続で転出超過ながら、前年の77社からは35社減少。過去20年では2番目に少ない結果となった。

 転入数は154社。3年連続150社以上となったものの、前年からは6社減った。兵庫からが最多の44社。次いで東京(30社)▽京都(16社)▽奈良(13社)−などだった。

 転出数は196社。前年から41社減り、2年ぶりに200社を下回った。兵庫に移ったのが最も多い74社。2番目が東京の49社だが、新型コロナウイルス禍の影響で前年から13社も減った。

 転出超過数を全国都道府県別でみると、東京が新型コロナ禍で189社と最も多く、大阪は2番目。ただ、3番目に多い北海道で11社のため、他府県に比べて高い水準が続いている。

 新型コロナ禍の影響もみられ、中小企業の中には、代表者の住所近辺に本店を移したり、通勤時の感染防止を目的に転出したとみられるケースもあったという。

 帝国データバンクは、大阪は景気後退期に転出超過数が膨らむ傾向があると指摘。本社の移転については「今後の経済状況に大きく左右される」と分析していた。


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