澪標 ―みおつくし―

研究美術します!

みまきんぐ
研究美術家
2021年10月18日

 朝起きたら「俺は天才」と思い万能感でいっぱい。夜には他の人の作品を見て「してやられた!」と打ちひしがれている。でも目覚めたら新しい朝、また「俺は天才!」というアーティストの心理をついた、どこかで読んだ印象的な言葉。

 何事にも表と裏がある。希望と絶望。陰と陽。身体はいつでも外敵の侵入と阻止を繰り返し、そのせめぎわで生きている。攻め込まれたら不健康から死の方向へ傾いていく。モチベーションもそう。わが子6歳の言葉を聞いていても、「この家に生まれてきて良かった! お母さん産んでくれてありがとう!」とキラキラお目目で喜んでいたのに、夕方には「誰も私をかわいいと言ってくれない。みんなペットの方がかわいいと言う。私なんかいなくていいんだ」とさめざめと泣く。

 ワクチンが進んでマスクを外して楽しくやっている画像が海外から流れてきては、ちょっと先の未来を明るく感じてうれしくなり、若年者に陽性者が増えてきて毎日過去最多と聞けば一気に悲壮感が漂い、すんなりと新規陽性者数が減り始めれば今のうちにいろいろやろうと思う。気持ちは上がったり下がったり。もともとみんなすごく危ういバランスの中で、真ん中に何かその人の中核のようなものを信じてバランスとって生きていた。コロナ禍が、その陰陽の差を激しくさせた。

 私の核は何だろう。それは「研究美術家みまきんぐ」である。子育ても庭造りも社会現象も、ちょっと違った見方。アート的にどう見るどう捉える? 教育的でもなく、常識にもとらわれず。気になる事は調べ、やってみたい事は時間をやりくりしてやってみる。コロナ禍の副産物でオンラインが出現。時間と距離が近づいた。やってみたいことにアクセスしやすくなった。

 そして現在の状況「五感フル活用のアートクラス」は平日午後。ほぼ毎日1回に1人から3人定員で継続中。「自然体生活」は主に平日の日中。暑すぎ寒すぎ忙しすぎ期間は放置してしまいジャングル化することも。「背中診断」はコロナ危険期間は全く活動なし。最近はアートクラスに純粋に絵を描きにくる中学生が入ったため、私も一緒に描く時間が持てた。色鉛筆でみるみる(しずくのような形でシャボン玉のような色彩。人や自然界の一番その人らしさの象徴)を描きためている。

 私の中でみるみるは未来の象徴だ。そしてちょうど今、ミルミルフムフムツクールという名の茨木市民会館跡地エリア新施設・広場活用ワークショップに参加している。いろんな参加者とどうしたい、どんなイベントや仕組みがあればみんながワクワクするかを考えて案を出し合う。

 何事も前向きな事に心躍らせ、後ろ向きな感情にもふたをせず認め、そんな現実に自分色をちょっと添えて暮らしていく。どんなに悲観的になっても朝起きたら「俺天才!」と思えるように。陰陽の差が激しくなった今だから、全員が芸術家になればいい! いや、SNSを見ていると、もう皆平均的に芸術家化が進んでいるように思う! いい傾向だ。これが最近の研究美術の結論です!

(大阪府茨木市)


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