戦跡を巡る 戦渦を越えて

 戦争を体験した世代が少なくなる中、ちまたには軍関連の遺構や空襲の傷痕、犠牲者を悼む慰霊碑など、もの言わぬ戦争の証言者が現存している。しかし華々しい開発の陰で姿を消した戦争遺構も多く、運よく保存・転用されているものはごく一部にとどまる。令和の新時代を迎えてなお、人知れず戦争の戦渦と恒久平和を無言で訴える戦跡を写真で紹介する。

戦跡を巡る 戦渦を越えて(33)

2021年3月28日

鈴鹿海軍航空隊顕彰碑(三重県鈴鹿市)

 桜の森公園内にたたずむ。鈴鹿海軍航空隊をしのび、元隊員や遺族らが1976年に建立。「戦友の鎮魂と心からのはなむけとして」。


桜の森公園(三重県鈴鹿市)

 1938年に第一鈴鹿海軍航空基地が開設され、鈴鹿海軍航空隊が開隊した。現在は鈴鹿市で初めて防災機能を持つ公園として整備され、花見の名所としても市民らに親しまれている。



鈴鹿海軍航空基地の正門、番兵塔(三重県鈴鹿市)

 桜の森公園の南口には、鈴鹿海軍航空基地の正門(上)と、番兵塔(下)が残され、戦争の歴史を今に伝えている。


平和の尊さを伝えるモニュメント「地・天」(三重県鈴鹿市)

 鈴鹿市の彫刻家、三村力さんが平和の尊さを次世代に伝えようと制作し、桜の森公園内に設置。建立費は市内外から募り、市民の手で完成させたという。



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