岡力の「のぞき見雑記帳」

関西圏で応援隊を結成

2020年2月17日

室戸市の魅力発信、まかしとき

植田市長と固い握手

 大学時代の友人から「一度、遊びに来ないか?」と誘われ訪れた高知県室戸市。360度に広がる大自然、うまい肴(さかな)をアテに杯を酌み交わすヒトが好きになり親交が始まった。

 そんな四国の右下に位置する都市がさまざまな取り組みで注目を集めている。先月24日に大阪市内で行われた室戸応援隊(関西圏)結団式では、同市とゆかりのある各界の有識者が一挙集結した。その式典にせんえつながら私も参加させていただいた。ステージ上の横断幕には応援隊の愛称となる「MUROTO eikeys」の文字。これは土佐弁で「いいところだから」と言う意味の「えいき」に由来している。

 ドキュメンタリータッチのオープニング映像後、植田壮一郎市長からあいさつがあり「地方が抱える政策課題に一矢報いる思いで設立しました。関西圏と連携し双方に有益な関係性を築きたい。一方的にお願いするのではなく田舎ならではの物資を役立ててほしい」と熱く語った。

 この日、賛同者には特製名刺が授与された。また大阪観光局理事長の溝畑宏さんが舞台に登壇し「SDGsを役所内で推進する植田市長に共感した。この考えは2025年の大阪万博と一致する。特性を生かした自治体づくりを一緒にしていきたい」と結束を誓った。応援隊が掲げた年間30万人の観光客を大阪から送り込む目標はあながち無理な数字ではない。

 いにしえの風情が残る同市には魅力的なスポットが多数点在する。「室戸ユネスコ世界ジオパーク」や、空海が修業し目の前に広がる景色が名前の由来になったと伝わる「御厨人窟(みくろど)」、近年メディアで紹介され多くの集客を誇る「むろと廃校水族館」とインバウンドも喜ぶ観光が盛りだくさんだ。

 また、最大の資源と言える海洋深層水を使用した地場産業も増えており、雇用創出にもつながっている。磨けば光る資源がまだまだ潜む室戸市。岬の灯台が照らす未来は明るい。

 (コラムニスト)



サイト内検索