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物語性や面白さもダンスに取り入れています |
「ダンスはいつから始めましたか?」と尋ねたら「教室に通い出したのは小学2年です。でも、おなかにいる時から踊っていました。お母さん情報ですが…」と笑った。振付師の日下このみさんは、大阪府吹田市出身。幼少期からダンサーに憧れプロの専門教育が受講できる『大阪スクールオブミュージック専門学校』へ進学した。
在学中に『NMB48』のオーディションに応募し見事合格。2012年、3期メンバーとして15歳で芸能界デビューを果たした。「歌は苦手でしたが踊れる環境を求めて参加しました。実は、その前に乃木坂46も受けていましたが選ばれず…(笑)」。学業と芸能活動を両立する日々。しかし、多くの人から評価されることで頭の整理がつかずパニック障害を発症したときもあった。
そんな中、ラジオ出演の際に転機が訪れる。「オンエア中に楽曲の振付をしたいと言ったら秋元康先生が聞いておられました」。結果、「心の文字を書け!」で48グループ初となるメンバーによる楽曲振付を担当。その後も「空腹で恋愛をするな」「妄想マシーン3号機」「阪急電車」「大阪うまいもんの歌」など、多くの楽曲に携わった。また劇場公演をはじめ東京ドーム、日本武道館、大阪城ホールとさまざまなステージを経験。選抜メンバーとして紅白歌合戦にも出場した。
19年にグループを卒業し現在はアイドル、芸人、アーティストの振付指導をしている。「これまでの経験を生かしステージからの景色を想像して作っています。形だけでなくパッションが持てるように心掛けています」。
現在、自分の動きが教科書通りにならぬようロサンゼルスへの海外留学を計画している。「アメリカの空気感を取り入れて気持ちで動くことや新しい言葉の表現を身につけたいです。関西人のコミュニケーション力でいろいろな人と出会い愛を持ってお仕事したいですね」。日下さんの新たな物語が始まろうとしている。(コラムニスト)
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