2021年10月27日

智頭農林高生が植栽作業 食害から豊かな山に

 緑の募金事業により、智頭町智頭の智頭農林高の生徒が26日、同校の上板井原演習林で樹木を植栽した。生徒たちは国土緑化推進機構から交付された約30万円で購入した苗木を、シカの食害で裸地状態になった山腹斜面に植えていった。

 森林保全に取り組む高校生などの若者の活動を支援する目的で、同事業から交付金を受けた。同校の演習林は以前はススキに覆われていたが、シカによる食害で裸地状態に。植栽する苗木は、毒やトゲなどがありシカが食べないアセビやレンゲツツジなど10種類で、計200本を購入した。

 林業の担い手を育成する「智頭の山人塾」の山本福寿塾長が講師を務め、植え方を指導。森林科学科の3年生8人がくわで20センチ程度の穴を掘り、斜面に沿って苗木40本を植え、雪で倒れないよう苗木をひもで支柱に結んで固定した。

 青木雪那さん(18)は「一つ一つの作業によって裸地から緑豊かな場所になることにつながってほしい」と話した。今後、雪が降るまでに残りの苗木を植えるという。(浜中裕一朗)