2021年11月21日

とっとり鳥瞰図 最強の山城を独り占め 鳥取城跡

 秋日和の19日、鳥取市のシンボル、久松山(きゅうしょうざん)は錦秋に彩られていた。山全体が鳥取城跡。「戦国最強の山城」と評価され、注目を集める。鳥の目は白亜の仁風閣から二の丸の三階櫓(やぐら)跡、天球丸、復元された全国でも珍しい球面の巻石垣を見下ろす。

 石垣の修復や大手登城路の復元が進み、鳥取藩32万石の居城の全容が現れてきた。秀吉の兵糧攻めによる悲劇の舞台でもある。当時の最先端の技術を駆使した堅固な石垣群が戦国の攻防と池田家大藩の威容を物語る。

 標高260メートルの山頂に残る本丸天守跡にコスモスが咲いていた。眼下に現代の鳥取市街地。北に鳥取砂丘が白く光り、日本海と千代川が青く輝く。東には秀吉が本陣を構えた太閤ケ平(たいこうがなる)。山頂から50メートル上昇したドローンは山城の歴史と鳥取の自然美を独り占めした。(写真・富村智子、文・森原昌人、撮影協力=TNE)(随時掲載)

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