2021年12月6日

竜の恵みに祈り 境港・日御﨑神社で龍巻き神事

 農作物の収穫に感謝する師走恒例の「龍(たつ)巻き神事」が5日、境港市渡町の日御﨑神社(門脇紀文宮司)であり、氏子らがわらで編んだ長さ約26メートルの竜を神木に巻き付けた。

 鳥取県西部や島根県東部に伝わる荒神祭の一つ。2009年3月に「出雲・伯耆の荒神講祭」として国の選択無形民俗文化財となった。

 氏子ら約20人が境内に集まり、新しいわらを使って竜の胴体に見立てた縄を作製。樹齢約500年とされるイチョウの幹に7周半巻き付け、竜が天から舞い降りて恵みをもたらす姿を表現した。

 地元では神事を正確に継承しようと、保存会の設立準備を進めている。世話人の糸原正修さん(63)は「地域の宝をできるだけ多くの人で支えていきたい」と話した。(堀田裕史)