2022年6月10日

ウクライナ避難女性が県内到着 長旅終え歓迎に安堵

 ロシアからの攻撃が続くウクライナ東部のハルキウ市に住むユリア・メドベージェワさん(27)が9日、避難のため鳥取市の鳥取砂丘コナン空港に到着した。鳥取県内でのウクライナの避難民受け入れは初めて。5月24日にウクライナを出発してからの長旅を終え、関係者から歓迎を受け安心した表情を見せた。

 メドベージェワさんはウクライナ国立科学センター土壌科学・農業化学研究所の博士課程学生。鳥取環境大(鳥取市若葉台北1丁目)が外国人研究者として受け入れる。ハルキウ市で得た研究データを使い、環境大で都市土壌の農業利用の適合性などに関する博士論文研究を続ける。

 鳥取空港では江崎信芳学長や担当教授となる環境学部の角野貴信准教授(土壌学)が出迎え。メドベージェワさんは「環境大をはじめ県や市、団体の皆さんに大変感謝している。ここでは安全に研究を続けられる。日本の人はとても親切で優しい」と感謝を述べた。

 江崎学長は「よく来てくれた。長い旅路で疲れたと思うのでゆっくり休んでほしい。鳥取は人が優しく、美しい自然がある。鳥取を第二のふるさとにしてほしい」と歓迎した。

 環境大での受け入れは本年度末を期限としているが、本人の希望で延長可能。県や市、国際交流財団などが住居確保や生活支援を行う。同市内で居住環境を整えた後、研究に取り組む。