病院遍歴の長い旅、「光の花」の前で泣いた日も

車椅子のガーデナー【生き抜く】「名前の付かない病」

  •  夏の終わり、庭で日差しを浴びる山崎亮子。フロックスやエキナセアが彩りを添える=2023年9月、北海道長沼町
  •  冬支度の庭じまいで摘み取ったイングリッシュローズを庭を見下ろすサンルームのテーブルに飾った。花瓶のままドライとなって、ひと冬を楽しませてくれる=2023年11月、北海道長沼町
  •  夏の終わりの庭にやってきた赤とんぼ=2023年9月、北海道長沼町
  •  秋の終わりのガーデン。庭のたき火も日課のひとつ=2023年11月、北海道長沼町
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 スイセンは「光の花」だと思う。秋から冬の間、色を失っていた庭に、春になるとまばゆい光を持ち込む。山崎亮子(52)にとって特別な花だ。

 スイセンを前に声を上げて泣いたことがある。

 2012年春。大きな...

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