連載・特集

街を奏でる店

「ドゥブリアン」

オーナー・中村優子さん
2010年8月27日
「カゴのエルメス」ともよばれる「ナンタケットバスケット」を手にする中村さん

 アメリカの伝統工芸品「ナンタケットバスケット」をオーダーで承っている。マサチューセッツ州ナンタケット島発祥のとう製のかごで、完全に手作りであるため1個作るのに数十時間かかり、数十万円する品もあるという。

 オーナーの中村優子さんが、友人の話からバスケットの存在を知ったのは昨年秋。ネイルとジュエリーを扱いながら「何か違うことをしよう」とさまざまなことに挑戦している最中だった。

 幸い大阪市内に教室があったことから通い始めたところ、魅力にひかれて一念発起。「やりこみました。通常、1年に作るのは2、3個。しかし、3カ月で12個も作った。そのためけんしょう炎になった」

 努力のかいあって、バスケット作りをマスター。「もともとネイリストをしていたことも役に立ち、ファイル(やすり)をうまく使えたのがよかった」。現在は注文を受けながら、希望者には作り方などを教えている。

 価格は4、5万円から。大きさやデザインに応じて、飾りなどを付け加えることによって変化する。「飾りに白蝶貝やパールの花飾りを使った、一番人気のある品は30万円前後」だという。

 海外ではフォーマルの席でも持っていける唯一のバスケットとされ“カゴのエルメス”とも呼ばれている。

 中村さんは「希望に合わせて作っていくので、本物のオンリーワン。子どもさんやお孫さんに伝わっていく品物になる」と話している。

 オーダーは電話もしくはメールで受けている。問い合わせは電話06(6352)1113、メールアドレスdeuxbrillants@nifty.com、同店へ。