連載・特集

大阪ヒト元気録

ロボット製作に熱中

ロボカップ世界チャンピオン
堀川 由人君
坂元 智希君
2010年7月14日

難易度上げさらに挑戦

来年の大会への意気込みを語る堀川君(左)と坂元君

 旭東中(旭区新森6丁目)の卒業生コンビで、6月に開かれた「ロボカップ2010シンガポール世界大会」のサッカーAライトウエートセカンダリー部門を制した。堀川由人君(15)は大阪府立工業高専、坂元智希君(16)は府立淀川工科高の1年生。学校は異なっても夢は同じ。「将来はロボット関係に進みたい」と口をそろえ、さらに難易度の高い部門へのエントリーに意欲をみせている。

■中学からコンビ

 小学校時代からものづくりが好きだったという2人。旭東中の科学技術工作部でロボットづくりに目覚め、コンビで大会などに出場してきた。

 世界大会は、重さ1・5キロ以内の自立型ロボットによるサッカー部門に出場。中学校で製作してきたロボットに改良を加え、米、英など21チームと競った。

 予選は1位で通過。12チームが勝ち進んだ決勝では、日本、中国、台湾の合同チームでトーナメントを勝ち抜いた。堀川君は「世界大会で優勝できる自信はなかった」、坂元君も「ほかの国のチームの成績にも助けられ優勝できた」と謙虚に振り返る。

 7月には大阪府庁に橋下徹知事を表敬訪問し、優勝を報告。坂元君はロボットづくりの魅力を「自分の想像力も生かせるところ。完成したときが喜び」、堀川君は「運動は苦手で、運動じゃないことも飽きやすいが、ロボットは集中できる」と話した。

■来年へ意気込み

 来年はロボットの重量が2・5キロ以内と今回に比べ増え、ルールとしても難易度が高くなるサッカー部門に挑戦する考え。

 製作活動は休憩中という堀川君だが「頭の中ではいろいろある。規定の重さが増えるのでもっと器具などを積み込みたい」と構想を膨らませる。

 坂元君は「マシン自体の強度がまだまだ低い。決勝のときに部品が根元から折れてしまい、強度不足がもろに出たので、次は壊れないようにしたい」と意気込んでいた。

 ○…ロボットの話になると、真っすぐなまなざしで熱っぽく語る2人。中学時代、ここまで熱中できるものが自分にあっただろうか。来年も笑顔で肩を組む姿をぜひ見せてほしい。

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