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| 「家族で楽しめるクラシックコンサートも開きます」と話す門田さん |
高校の吹奏楽部でオーボエの哀愁を帯びた音色に魅了されたという門田展弥さん(58)=兵庫県西宮市=。周りのクラスメートが受験勉強一色に染まる中、オーボエ奏者、さらには作曲家を目指した。クラシック音楽を取り巻く大阪の文化・芸術環境は決して恵まれていないが、「音楽は世界共通。大阪から世界にクラシック音楽の魅力を発信したい」と意欲を見せる。
オーボエは高価な木管楽器で高校時代は、西岡信雄・元大阪音楽大学長の紹介でアマチュアの西宮交響楽団に入団し「オーボエを触らせてもらった」という。楽団でオーボエを吹きながら毎週1回、宝塚歌劇団所属のオーボエ奏者、野村修氏に師事した。
父親は厳格な銀行マンで音大進学に反対したが、「一回限りの自分の人生。好きな道に挑戦したい」と初志貫徹した。
日ごろのけいこの成果を発揮して京都市立芸術大に現役入学。大学ではオーボエを岩崎勇氏に師事し、大阪教育大大学院に入学した後は、物部一郎氏から作曲の指導を受けた。
大学院修了後はフリーの作曲家として活動するとともに、奈良文化女子短大音楽科の非常勤講師として週1回教壇に立ち「音楽通論」を教えた。30歳で結婚、神戸の山手女子高の音楽専任教諭として14年間、教鞭(きょうべん)を執った。38歳の時に1年間、英国のロンドン大学音楽学部(ゴールドスミスカレッジ)に留学し、E・グレグソン氏に作曲を師事。
「安定した音楽専任教諭の職を辞し、フリーの作曲家の道を決断した時は悩んだ」というが、自分の能力を信じて好きな作曲家の道を選んだ。
2008年、パリ国際大学都市日本館において「門田展弥クラリネット作品集」が日仏交流150周年イベントの一環として開催され、大きな反響を呼んだ。10年9月にはワールド・ユース室内合唱団によって門田さんが作曲した「チェロと弦楽のための協奏曲」がロンドンで初演された。
12月には「クラリネット・ソナタ」をバチカン・ラジオが放送。クラリネットとピアノの音響的な相性が抜群で、偶然第3楽章を耳にしたローマ法王ベネディクト16世は「作曲者は日本人」と知って驚嘆したという。
今年6月には最新作「バイオリン協奏曲」が英国で世界初演奏される。










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